
いつも物を探している
言っても治らない

毎日、子供の忘れ物で疲れていませんか?
この記事では子供の忘れ物の原因から対処法までを解説します。
それでは、早速始めましょう!
お悩み:子供(小学生)が忘れものが多くて困ってしまいます。
回答:忘れ物をしてしまう原因はさまざま。
原因その1:子供の脳は発達途中
ワーキングメモリー
子供のうちは一時的に情報を記憶し処理する能力(ワーキングメモリー)が成長途中でまだまだ十分ではありません。
何かをしていて、他のことに気を取られると、その場に物を置いて忘れることもしばしばです。
ワーキングメモリーは残念ながら、すぐに上がるわけではなく日々の積み重ねで培われます。
成長とともに徐々に伸びますが、日々のトレーニングとしては、しりとりや数字の逆唱なども子供と楽しみながらできるものです。
注意力、集中力
ワーキングメモリー同様、まだまだ十分ではなく、すぐに気が散ってしまいます。
説明していても、他に気が向いていて聞いていないなんてこともよくあります。ローマは1日にしならず。やはり日々の積み重ねが重要です。
集中力を培うのに点つなぎも遊び感覚でできます。
原因その2:忘れ物しやすい日常生活環境
持ち物が多い
持ち物が多いと注意が分散され、取捨選択に困る場面も増えストレスも増えます。
必要最低限の持ち物にすることが大切です。
整理整頓の習慣に慣れていない
持ち物の整理整頓の習慣がついていないと、持ち物が多い場合と同じように、選択肢が増え、迷う原因となります。
本人の日常生活の動線を参考に、物の整理の場所を決め、使用したら定位置に戻す習慣をつけましょう。
チェックする習慣に慣れていない
よく使う持ち物があればチェックリストにするのも有用です。
本人の目につきやすい場所に置き、最初のうちは一緒にチェックしましょう。
ランドセルのポケットや玄関の扉など、かならず通る場所や目につく場所に置きましょう。
形式は紙でもホワイトボードでもステッカータイプでもなんでもOK!本人の気にいる形でよいと思います。
対処法
持ち物は減らす
持ち物が多いと、取捨選択に迷いストレスになるだけでなく、管理ができず、整理整頓も大変になりがちです。
本人の気にいる物を少数精鋭で選択しましょう。
カバンは一つにまとめたり、兄弟姉妹がいる場合には、本人のお気に入りのカラーでまとめるのもわかりやすいです。
持ち物の置き場所を決める
日々の生活の動線を参考に、必ず通過する場所、目にする場所にすることが大切です。
また、鍵はキーホルダーでまとめたり、ストラップタイプのものや、リールタイプのもので鞄などにつけると便利です。整理整頓が最初から得意な子供はいません。
大人になる前のトレーニングです。一緒に整理整頓の習慣を身につけましょう。
持ち物の一時避難場所を決める
鍵は右ポケット、ハンカチ は左ポケットなど習慣化すると取り出す際にスムーズです。
気が散る場合には誘惑の少ない環境を
子供の脳はまだまだ発達途中で集中力がなく気が散りやすいです。
誘惑が多いと気が散ってしまうのも無理はありません。
目の前のものに集中できる環境をつくることも大切です。
チェックリストでのチェックを習慣化
チェックリストを作成し、チェックを習慣化するのも有用です。
メモ、リマインドグッズの活用、目や耳に訴えよう
学校への提出物は手帳やスマホのメモ、カレンダーに付箋のtodo、スマホのカレンダーのアラームなどリマインダーを活用しましょう。
小学生高学年になったら自分での管理も試してみてください。
また、何度説明しても覚えにくい子供でも、イラストなど目の情報での記憶がより覚えられることもあります。
余裕をもってチェックする習慣をつける
直前のチェックは大人であっても焦るものです。
子供なら尚更、前日の夜に時間割をチェックする習慣を身につけましょう。
また、学校からのプリントがランドセル や鞄に入りっぱなしになる子も多いです。
帰宅後に鞄の中を確認することも習慣化しましょう。
後回しにする癖は早めに軌道修正
苦手なことや嫌なことはどうしても後回しにしがちです。
また、子供は計画的にスケジュール管理していくことも苦手です。
気づいた時にすぐやる習慣づけができると良いですね。
親も叱ることのデメリットを肝に銘じる
親も繰り返し忘れ物をされるとついイライラして叱りたくなります。
しかし、ワーキングメモリーはネガティブな感情(ストレス)によって低下してしまいます。
叱ることで、さらに忘れ物をしやすい状況となり悪循環に陥ります。
子供も気にしています!(我が子も忘れ物をして「忘れ物してばかりだ〜』と号泣したことがありました。。。)わざと忘れる子供なんていません。
大人もトイレの電気を消し忘れることもありますよね。忘れてしまうことを意識させすぎないことも大切です。
代わりに準備してあげる、届けるは状況による
繰り返し忘れ物をするときに、良かれと思って代わりに準備したり届けることもあります。
そんなときには、フィードバックを忘れずに。忘れ物をしないようにするにはどうしたらいいか一緒に考えましょう。
番外編:紛失防止タグの利用
それでもどうしても忘れてしまう、、、そんな時には文明の力に頼りましょう。
至近距離であれば、携帯のアプリで忘れ物トラッカーを鳴らすなどして、忘れ物を探す時間をskipです。
