読み書き障害(ディスレクシア )で書くことが苦手な子供の学校生活をサポートする手段としてノートアプリがあります。
この記事では、実際に、我が子(読み書き障害の小学生)が使っているノートアプリを紹介します。(使用機器はipadです。)
では早速いきましょう!
書くことが苦手な子供をサポートするノートアプリ「GoodNotes5」
学校での勉強は鉛筆と紙を使った学習が主体です。
なにげなくしていることですが、そこには手と脳の連携、目の動き、注意力、記憶力などいろいろな力を使っています。
書くことが苦手な子供にとってこの学習スタイルは負担が多いです。
書き写すことでの負担は大きくなればなるほど学習への負担となってきます。
書くことが苦手な子供には、ノートアプリを利用することで負担を軽くすることが出来ます。
書き写すものが多いときには、写真をとって画像を貼り付けたりすることで省略できます。
Goodnotes5とは
Goodnotes5はiOS(ipad/mac/iphone)で使えるノートアプリです。
App storeではいつも有料アプリランキングで人気ナンバー1になるほど人気のアプリです。
読み書き障害の子供におすすめなだけでなく、大学生など学生を中心に広く普及しているノートアプリです。
必要なものを揃えてインストールしよう
ipadがあれば利用可能です。App storeでインストールできます。
goodnotes5を
実際に使ってみよう
ノートアプリは、最初のうちは一緒に使ってみる必要があります。
しかし、いずれも直感的な操作で操作可能なものが多く、
子供でも慣れて操作できる
ようになります。
goodnotes5は一つのタブレットに授業のノートだけではなく、絵日記、自由研究など多岐にわたるノートを作成できます。
入力についても、ペンで直接の書き込み、キーボード、音声入力での文字入力が可能です。
円や三角などの図形も多少ヨレてもきれいに入力でき、
カメラで撮影した画像データを貼り付けできるので黒板やプリントなど写真でとり、そこに書き込むことができます。
また書いたものをプリントアウトもすることも可能です。
一つのタブレットで管理できるため、ノートを紛失したなんてこともなくなります。
手書き文字、pdfのテキストの文字検索可で後から簡単に検索できます。
また、苦手教科ノートなど作成することによって、そのアクセスのしやすさもあり、繰り返し学習も行いやすくなります。
自動バックアップでき、クラウド同期可能です。
親がノートを他のデバイスで確認することができることも個人的には良いところだと思っています。
直感的な操作が可能なので、使いながら慣れると思いますが、使い方がわからない時にはYoutubeなどで動画もありますので参考にしましょう。
注意点
その1:ipadがなくてはできない
使用にはipadの購入が必要です。費用はかかりますが、長く使用できること、他のアプリでの学習サポートや音声での文章読み上げ機能もあります。最近は文部科学相のGIGAスクール構想で1児童1端末化が進んでいるのでipadが手元に届くかもしれません。確認しましょう。まだその予定がなく、地震での用意が必要な場合には、決して安い買い物ではないので個人の状況に合わせて検討しましょう。
その2:有料
残念ながら有料です。980円(2020年10月現在)かかりますが、有料な分、機能もしっかりています。
ノート代も同じようにかかりますし、何より子供にとってのメリットが大きいです。
その3:縦書きできない
goodnotes5は残念ながら縦書きには対応していませんので、学校の先生にも一言必要です。
私個人は、大人になって縦書きで書く機会は正直ありませんし、それよりも授業での時間をよりストレスなく、学習に集中できることを優先したいと思っています。
合わせて使いたいアプリ
ノートアプリに合わせて使うと便利なアプリを紹介します。いずれも、無料で利用できます(無料な分、広告画面が時々出てきます)。
Officelens(無料) プリント類の取り込みに役立ちます。斜めにうつしてもきちんと取り込めるすごいアプリです。
Scannable(無料) Officelensと同じくプリント類の取り込みに役立ちます。
無音カメラ(無料) シャッター音なしで写真撮影が可能です。授業中の板書撮影で注目を集めず撮影できます。
実際に学校で使用するには
学校での使用には、学校側との連携が必要です。
医療機関など専門機関からの提案を受けてからの導入がより連携はスムーズです。
学校での使用にあたっては、他の児童の注目を集める可能性もあり本人の自尊心にも配慮を忘れないことも大切です。
使用している機器、アプリ参考
我が家での使用しているものを参考に示します。
決して安い買い物ではないので、それぞれのお子さんの個性、ご家庭の状況を参考に検討することが大切です。