現在は読み書き障害の診断に至りましたが、具体的にどのように医療機関で診断を受けたのか、
親としての立場、医師とのしての見解も交えつつ情報をシェアします。
あくまで、一個人の場合ですので、すべての方に当てはまるわけではないことをご理解ください。
読み書き障害の診断に至るまで
息子の場合
診断は医療機関付属の学習障害センターで
診断は医療機関附属の専門機関で受けました。
まずは臨床心理士による知能検査を受け、その後、言語聴覚士による読み書きの検査に進みました。
実際には、手続きなど色々と段取りが必要で、
検査を受けようと決めて、実際に診断を受けるまでには約1年かかりました。
費用も自費での支払いなので数万円必要となります。
ただ、診断を受けることで学校での取り組み方も変わってきます。
疑わしいのであれば受けるメリットは大いにあります。
知能検査は、自治体(教育センター)か医療機関で
知能検査は、自治体の教育センターで受ける場合と医療機関で受ける場合があります。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
自治体(教育センター)で受ける場合
(自治体により対応が異なる可能性もあります。各自ご確認ください。)
メリット
・費用負担がない
・学校との情報が共有される
デメリット
・検査結果を書面で受け取れない
医療機関で受ける場合
メリット
・その後の診断や治療が必要な場合にスムーズ
・検査結果を書面でもらうことができる
デメリット
・費用がかかる(自治体による助成により負担額は異なる)
・かかりつけ医による紹介状が必要
・受診までの期間がかかる
知能検査はどちらでうけるべきか
我が家の場合は、医療機関の知能検査を受け、最終的な診断に至りました。
学習障害の息子の下の子に自治体の知能検査を受けた経験あり、
それも踏まえると、両方を受ける必要は必ずしもないと思っています。
学習障害センターからのアドバイスを学校に示すことで親として動きやすくなりました。
学校の先生もアドバイスにしたがって、必要なこと、必要ではないことが明確になり、
子供への効果な学習プランをたててもらえました。
医療機関での検査は敷居も高いので、それも了承できるのであれば医療機関で。
子供の得意不得意を調べる程度でよいのであれば、自治体の教育相談を介した知能検査で十分と個人的には思います。
学習障害の診断を受けるため医療機関を探す
学習障害の診断を受けるための医療機関を探しましょう。
方法としては、教育機関(先生)や自治体の教育相談を介して、学習障害のお子さんをお持ちの他の親御さんを介して、など色々とあります。
私の場合には、学習障害のお子さんをお持ちのお母さんから実際通われている医療機関を教えていただき、受診しました。
誰に聞けば良いかわからない…
という場合には、市区町村の教育相談に電話しましょう。
医療機関の受診〜かかりつけの小児科で紹介状作成を依頼〜
それぞれの医療機関で受診の手続きは異なりますが、
我が家の場合にはかかりつけの小児科からの紹介と受診の調整が必要でした。
かかりつけの小児科を受診
かかりつけの小児科から受診調整依頼
↓
医療機関からの連絡待ち
実際には2-3ヶ月待って検査となりました。
医療機関で知能検査
予め、医療機関から郵送で、
それまでの発育発達の状況、普段の生活の様子、現在問題と感じていることなど
問診票が送付され記入しました。
検査当日は、
問診票を持参して、
臨床心理士による親の問診を経て、本人の知能検査が行われました。
本人の検査は1時間半程度でした。
結果説明
後日、小児科医師により知能検査の結果説明を受けました。
我が家の場合には、小児科医師からは「学習障害センターヘは希望があれば受けてもよい」という程度の提案でした。
何で困っているのか?を明確にしたかったこともあり、
学習障害センターでの検査に進み、検査の結果、読み書き障害の診断に至りました。
学習障害センターで検査
当初、他の親御さんからも半年待ちであることを聞いていましたが、
実際に半年待ちでした。
忘れた頃に受診の日程調整の電話があり、
検査の日程(計2日)、結果説明の日程を調整しました。
検査ごとに5000円から10000円の費用負担が必要でした。
検査自体は言語聴覚士による検査で1時間半〜2時間かかり、学校をおやすみしました。
学習障害センターで結果説明
結果説明は親に対してされ、検査結果を書面で作成する場合には更に追加で費用が必要でした。
内容もパッと聞いただけでは理解するのは難しいですし、その後の学校との話し合いなどでも役立つので検査結果は書面で作成することをお勧めします。
検査結果を踏まえ、効果的な指導法など具体的なアドバイスを確認しましょう。
必要によって、その後の学習障害センターへの通所の提案もあると思います。
我が家の場合は、検査を受けたことで学校側の取り組み方も大きく変わりました。
子供自身も「僕がダメだから」とそれまで不安に感じていたことも軽減するキッカケになりました。
学習障害といっても、その子供に応じて様々です。
その子のストレスを軽減し、特徴を生かし、学ぶ環境を確保するためにも検査は有用でした。